「…ん」



ゆっくり目を開けると…
辺りは真っ暗。







…え!?





急いでカーテンを開けると
オレンジ色の光がさしていた。




「…夕方?」


教室に設置されている時計を見ると





       17:05






「嘘だ…」




お昼休みにココで寝たきり
アタシは一度も起きなかった様子。



そういえば、神崎くんは!?




教室には神崎くんの姿はない…





チラリと目に入った黒板の隅に



  [いい加減起きれば?]



と、綺麗な字で書かれていた。




教室に来た時はなかったから
これは神崎くんが書いたんだと思う。





って…

「置き去りにすんなぁぁぁあ!!!!」