「…阻止する」

何て力ない決意だろう…



出来ないかもって諦めもある。





でも不良に負けるようだから
アタシは進学校に受からなかったんだ。




「頑張って俺を抜いてみなよ、
万年2位になりたくなきゃね」


神崎くんはそれっきり黙ってしまった。



横顔をチラッと見ると
寝ているようだった…




綺麗な顔。


カッコいいなぁ~…




アタシはしばらく神崎くんの
寝顔を見つめてから眠ってしまった。





神崎くんと普通に話せて良かったなぁ。


最初、ビクビクしてたし…
まぁ今でも不良は恐いんだけどね。