とにかくココを出よう!!


立ち上がって教室を出ようとした時、



神崎くんがアタシの腕を掴んで。





「え!?」



…何だ!?



「安眠妨害されたお詫びは?」


神崎くんは何食わぬ顔で
アタシに向かって言った。



ぉ、お詫び!?





「ぐ、具体的に何をしたら?」



「…一緒に寝る」



寝る!?一緒に!!?



「え!?ぁ、いや…」


逃げたい気持ちでいっぱいだけど
神崎くんがアタシの腕を掴んでるから
逃げようにも逃げられない状態。




真剣な顔で神崎くんはアタシを見る。



「う゛…う~、はい」




神崎くんは満足したのか
アタシの腕を離してくれて
再び床にゴロンと寝転がった。