倒れているのは神崎くんだった。




どうしよう…


近寄らないって
決めたばっかりだったのに…





でも、死んでるとしたら
アタシは見殺し犯かな!?



命は大切に!!




「神崎くん!!神崎く!!!」


神崎くんの体を
思いっきり揺すった。




「死なないでよ!!!」


必死で揺する。




「勝手に殺すな…」


「…へ?」



パチッと神崎くんと
目が合っていた。




「生きてます…か?」

「生きてますけど。」



げっ!!げげッ!!!
ゲゲゲの鬼太郎…


って、こんなボケしてる場合か!




「あの…アタシ、
倒れてるんじゃないかって…」


何か泣けそう。


いろんな意味でアタシ
感情が溢れてきた…



「寝てただけなんだけど…」


「で、ですよねぇ~…」


アタシって何て激しい早とちりを…