でも、その足が止まった。
「…こんな教室あったっけ?」
チラッと見つけた教室は
一面カーテンで閉め切ってあり
中が全く分からない。
開いてるかな?
ちょっとだけドアに触れてみると…
ガラッ
開いたぁー…
「おじゃましまぁーす…」
小さな声で言ってみた。
中はカーテンで
閉め切ってるせいで暗い。
「誰かいます…か…」
電気を付けた瞬間
教室の奥の方で倒れている人がいた。
「ヒィヤァアッ!!!」
ど、どどうしよう!
「ぁ、あの…死んでるんですか?」
教室の端にいる人に
端から話しかけるアタシ。
って、こっからじゃ
聞こえないかな!?
のそのそ近付いてみると…
「かっ、神崎くん!!?」