「今日は早く帰るでしょ?送るね」
碧唯を追ってアタシも歩く。
「今日、楽しかったね!
柚菜ちゃん可愛いかったし」
「うん。けど疲れた…
何か女の人がめちゃめちゃ
話かけてくるし迷惑だ。
俺、何かしたっけ?」
…え?
その容姿のせいだって
未だに気付いてらっしゃらない!?
相当、無自覚なんだね…
それなら、まだナルシストの方が
自分の長所理解出来てるかも。
「碧唯も大変だね~」
「何その適当な感じ!」
「だって碧唯バカ過ぎて…」
「俺は秀才だから!」
「自分で言うとかあり得な~い!!!」
碧唯が頭いいなんて
みんな知ってるっつーの!!
嫌みとしか思えねー。