着替えて一階へ行くと
愛子は朝食を作っていた。
―――――
「いただきます」
……
愛子が作ったのは和食だった
「ど、どう?」
心配そうに見てくる顔も
何か可愛いんだよね…
「美味しいよ」
本当に。
「良かったぁ~。
じゃあアタシもいただきますっ」
嬉しそうに食べ始めた。
そうだ
「愛子の親、何時に帰ってくるの?」
「夜だったはず。
ギリギリまでおばあちゃんとこに
いるって言ってたから…」
なら、夕方送ってけばいいか。
朝食を食べ終えゆっくり
リビングでニュースを見ていると…
「碧唯のお母さん当直でしょ?
いつ帰ってくるのかな?」
「もう、そろそ…
「もしかして愛子ちゃんいるっ―――?」
俺の声を遮って母さんの
叫びのような声が聞こえてきた。
そして…