「そう。じゃあ着替えといてね」
碧唯はバスルームへと向かって行った。
落ち着かないけど、
とりあえずリビングでお着替え。
碧唯のＴシャツは大きくて
ハーフパンツはあまり見えず
Ｔシャツだけみたいに見える。
碧唯の匂いするなぁ。
シンと静まり返るリビングで
彼氏の匂いを嗅ぐなんてキモいなアタシ
ソファーでウトウトしていると
髪を濡らした碧唯が出てきた。
アタシの髪なんてもう
半乾き状態にまでなっていた
「ほら、履いてるかどうか
分かんない感じじゃーん」
不服そうにする碧唯。
「気持ちの問題だから!!」
「サービス精神大事だよ～」
ぴろっとアタシの
着るＴシャツを捲る碧唯。
「うおぉっ!!ちょっと」
急いでアタシは
捲られＴシャツを押さえた。
油断も隙もあったもんじゃねぇな…
この男の前では。
何食わぬ顔して当たり前のように
ハレンチ間際な行為をしてきやがる。
