「ほ、本当にっ!?」
「うん」
微笑む碧唯。
「アタシを好き?」
「うん、愛子が好き」
あり得ない…
あり得ないって!!!
ッハ!!!
「な、夏休みに一緒にいた
綺麗な女の人とは何もないの?」
「…あぁ見てたの?
あの人は俺が行くピアスショップの人。
で、今度彼氏の誕生日らしくて
プレゼントを買いたいけどイマイチ
分かんないって言ってて…
俺の好みがあの人の彼氏の好みと
似てるから選んで欲しいって
お願いされてさ…分かった?」
何だ、そんな事か…
本当にアタシの妄想じゃん。
「う、うん
碧唯はい、いつから
アタシを好きだった?」
「愛子ちゃんが俺に
宣戦布告した時ぐらいから?」
それ、めちゃめちゃ前じゃん。
「最初は何か変わった子だな
って思ってたんだけど愛子が
気になってしまったのさ~」
碧唯はさらにアタシを強く
抱き締められた。