愛子は渡せないな~、
だって愛子は俺が好きなんだもんね?
ははは、可愛い告白しちゃって。
「アンタには渡さないよ愛子ちゃんは」
「望む所さ!!」
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2、3…3発殴らせてあげちゃった。
いつ殴られても痛いなぁ…
よく功夜はこんな痛さ平気で
喧嘩ばっかりやってる。
アイツ、Mだね…
「待ちなよ…」
まだ意識あったんだ。
俺の前に倒れている
血だらけの梶谷亮が顔を上げた。
「相変わらずだね…
君は本当に優しいヤツだよ。」
「何の事?」
「はっ…
手加減された僕の身になってよ、
碧唯くんは本当に強い…や…」
手加減?
「…バレてたの?
もっと演技に自信あったのにー」
でも、それだけじゃなくて
何だか今日は殴られたかったんだよ。