『別にアンタがどうとかじゃ…』






あれ、アタシをかばって
くれたものだとばかり思ってた。










なのに、本当に本当にマジで
そのまんまの意味だったなんて…






有り得ねェェエからッ!!!!!








「僕を潰す為って?」



梶谷亮も顔が引きつっている。







だろうね、
だって梶谷亮は碧唯が
アタシを守ったんだと
思ってた人の一人だし…



アタシと同じ考えだった人だ。







碧唯がアタシを守ったと思ったから
梶谷亮はアタシに興味を持ったのに。







「俺の立場分かる?
一応これでも族の頭。

勢力拡大しているよその族を
潰すのが総長の仕事の一つでしょ」





まぁ…うん、まぁ、
ごもっともな意見だ。