……
「あの、ごめんなさい。
アタシ、アタシが…」
「別に」
「碧唯、一緒に帰ろう?」
「…俺は功夜たちを
裏切ったんだよ?」
「ううん、みんな碧唯が
アタシをかばったって知ってる。
碧唯が帰る場所はちゃんとあるから!」
「別にアンタがどうとかじゃないから…」
碧唯は部屋から出ようとする。
「待って!行かないで!!」
碧唯の腕を掴む。
「アタシ…碧唯が好きだよ?
碧唯はアタシどう思ってるの?」
アタシってロマンチックも
何もない告白しちゃった。
これが人生初の告白だったのに!
碧唯を掴む手が熱い。