久しぶりに学校に来た碧唯だったけど
功夜たちとも話をする事なく学校が
終わると同時に帰って行った。







「ねぇ、功夜…」



「あぁ、アイツまるで
別人みたいだったな…」







碧唯に何が起きてるのか
全く分からない。






「功夜、隣町のその
不良がいる所に行こうよ!!」



「お前、チキン野郎のくせに
何言ってやがんだよ!!!」




「そう!!アタシはチキンだから
功夜と一緒に行くって言ってんの!!!」




「は!?だりー…
お前、ぜってー邪魔だもんな」



「…うッ!
あ、じゃあ!!じゃあ!!
今日さ護身術教えてよ!!」





「…自分の身は自分で守るってか。
そこまでして碧唯を助けてーのかよ?」




「…うん。だってアタシを
変えてくれた人だもん」






こうやって功夜みたいな
喧嘩っ早い不良と話が出来るのも
全部、碧唯がアタシを変えてくれたから。



だから、アタシも…。