だけど、見つからないや…
もう暗くなってきたし
また変な人に絡まれたらやだし、
帰った方がいいよね。
帰った方が…
「な、何してんの!?功夜」
「あぁ?藤子か…
碧唯の野郎探してんだよ!!」
そっか、
功夜も何だかんだ
心配してんじゃん。
「アタシも探してる!
一緒に探してもいい?」
「は?イヤー!!!」
ムカッ
「変な人に絡まれたら
アンタ呪ってやるから!!」
「ったく、分かったよ!!」
ヤッター!!!
つい口滑らして
アンタも変な人だけど…
なんて言わなくて良かった!
「オイッ!!今、何か言っただろ」
ヒィッ
「いいい言ってません!!!」
あぶねー
あぶねー!!
侮れないな功夜も。