だけどイジメは止む気配すらなくて。
アイツは逃げるように
転校して行ってしまった。
転校する前の日に、
「碧唯くんは許さないよ」
そう言われた。
結果、あの2人は
正式に付き合い始めた。
きっと、そうしたかったから
アイツがいるのが邪魔だったんだろう。
転校するまでイジメ続けたんだ。
普通、そこまでしないだろ…
何か、馬鹿らしくなったな…
この2人があんな事までして
付き合いたかった事とか。
結局、俺はアイツに
信じてもらえなかった事とか。
じゃあ、本当はあの2人が
イジメてるんだよってアイツに
伝えてやるべきだった?
そうしたら、きっとアイツは俺に
イジメられたって思ってる以上に
もっと傷付く気がした。
だから、これで良かったんだ。