それからアイツと行動する事が 増えたある日の事だった。 「僕の親友のタカトと 彼女の美奈子だよ!!」 そう紹介された。 「よ、ろしく…」 「よ、よよよろしくお願いします」 2人は俺と目を合わそうとしない。 怖いんだろうな… きっと、後ろで睨んでいる 連れの事も俺の事も。 「碧唯くんはいい人だよっ」 ってアイツが笑ったのは 俺が見る記憶の中で最後になった。