「え?アンタ、何やらかしてんの!!
神崎くん、愛子を守ってくれて
本当にありがとうね。お詫びを!!」
「いえいえ、
お礼なら愛子さんに
頂いたので結構ですよ。
では、僕はこれで…」
神崎くんはお母さんに
お辞儀をして来た道を帰ってった。
「なんて出来た子なのッ!!!
愛子、彼の事好きならアタックして
彼氏にしちゃわないと勿体ないわよ!」
「はは、は…」
なんて母親だ…
むしろ母親とはこんなものなのか?
てか、神崎くんがアタシに
もらったお礼って何?
あ!も、ももも、もしかしたら
キキキキ、キスの事!!!!?
キャア――――――!!!
神崎くんの馬鹿ちん!!