「神崎くんは?」


「いる、かもね~」




「…」




前、廊下で女の子に告白された時に
言ったのと変わらなかった。

やっぱいるんだ…




好きって気付いちゃったから
ショック度が大きいよ。


「ぁ、着いた。
じゃあね、神崎く…



「愛子、帰って来たの~?
って、何そのイケメンは!!!」




玄関から出て来たお母さんが
真っ先に見つけたのはアタシじゃなく




神崎くんでした。