「にしても、碧唯があんなに
怪我したの久しぶりに見た!!」



昭義くんは林田くんと
話している神崎くんを見た。




「神崎くんってそんなに
怪我しない程喧嘩強いの?」



「どこでそんなに鍛えたのか、って
くらい強いよ。碧唯自体が喧嘩なんて
したがらないから尚更ビックリ」




確かに、4人相手に
この前も勝ってた。

今日だって…





神崎くん何者!?






「帰る?」

いつの間にか神崎くんが
アタシの前に立っていた。





「え、ぁ、うん!!」


時刻は19時だ。


「じゃあ、帰ろう。
昭義、俺もう帰るね」




「おう!
愛子ちゃんバイバイ」



「バイバイ」





神崎くんについて玄関に向かう。






神崎くんを見るとやっぱり
目がいくのは痛そうな怪我。