「碧唯さん、ハァ…ハァ
この女、男に追われてまして!!」
「ハァ…ハァ…」
アタシは説明なんてする
体力はなくて息を整えるのに必死。
間もなくして先ほどの男4人が
アタシたちを見つけた。
「手間とらせんじゃねーよ!!」
男の人たちは怒りモード。
「嫌です!!
謝ったじゃないですか」
「ぶつかっておいて
俺たちに何もナシ?」
アタシがぶつかったのは
アンタじゃなくて隣の人だッ!!!
なんて言えるワケなく。
「この人アンタらに
やれないって言ったら?」
神崎くんが口を開いた。
「兄ちゃん、
俺ら4人とやる気?」
「4人じゃ物足りない」
「チッ!!」
神崎くん!!!
相手をあおんないで~…