「べ、別に気にならないよ!!」 強がっちゃうのも アタシの悪い癖。 「あーそう? なら教えない。 じゃあね~」 神崎くんは階段を上って行った。 ほら、口は災いの元。 素直に頷いとけば 神崎くんの好きな人聞けたのに… って、これじゃ本当に アタシが神崎くん好きみたいじゃん!! べ、別に神崎くんの好きな人くらい 気になんてならないもーん。 …嘘だけど。