「ありがとう!!」



「うん、じゃあね」





来た道を帰って行く
神崎くんの世界を見つめる。







やっぱり神崎くん
有名人なんだなぁ…




アタシくらいかな、
名前も顔も知らないようなのは。






だけど、あんなビビって逃げ出す程
神崎くん怖い人じゃないんだけどな…



林田くんなら分かるけど。


ははは!!







でも、あそこで神崎くん
通りがかってくれて本当に良かった。






ありがとう。