「早苗、


アタシ帰りた…」







「なぁーに?啓太くん♪
あははははッ!!くすぐったいよ//」











……。




う~ん、
無視された。





てかアタシ自体に気付いてねー…






友達がいちゃつく姿って
目の前で見るもんじゃないな。







「さぁぁあなえッ!!!」




「ッ!!は、はい!!!」




「アタシ帰る!!」




「ぁ…うん」





アタシはカバンを持って
カラオケの個室を出た。









…あ!!








ガチャ




もう一度、部屋に戻り…






「忘れないでね、参考書」




「…ハ、イ…」





念には念だッ!!!





早苗に念を押してアタシは
カラオケボックスを出た。