「あからさまに溜め息でかいね」



「わッ!!!か、か神崎くん!」

ビックリして包丁を落とす所だった。



「大変だね功夜にパシられちゃって…」

「同情するなら助けてくれ!!」



「いーや」

神崎くんは冷蔵庫から
ミネラルウォーターを取り出し飲む。



いーや

ってちょっと可愛い//



「そこを何とかッ!!」



「じゃあ、何か褒美くれたら
助けてあげてもいいけど?」



…褒美?




「た、例えば!?」


「さぁ、そんなの自分で考えて」




「…わ、かった。
じゃあ褒美をあげますから
私を林田くんから解放して下さい」


「じゃあ楽しみにしてるね、ご褒美」





「あまり期待しないで…」






神崎くんはキッチンを後にして
再びアタシはカレーを作る。