お風呂に入りながら気付いた。
「ぁ…アタシ神崎くんに
ほっぺにキスされたんだった」
口に出して呟いてみると
尚更恥ずかしくなって顔が火照る。
……っ~
神崎くんのバカちん!!!
ジャ――――――――――ッ
シャワーを浴びてお風呂を上がる。
「あ、お姉ちゃんいたんだ…」
いつもはサークルとか友達との
付き合いで帰りが遅いけど…
「アンタ何で今日遅かったの~?
いつもサッサと帰ってくる
ガリ勉ちゃんなのにさぁ~…」
怪しい、と言いたそうな目で見られる。
「べ、別に、たまには
友達とご飯もいいじゃんか!!」
「友達ねぇ~」
あれはアタシに男が
いないか疑ってる目だな…
「疲れたから寝ます!!」
急いで階段を駆け上がり
自分の部屋へ入った。