神崎くんはニヤっと
笑ってからまた歩き出した。




「…」


ドキドキ ドキドキ



未だにドキドキとしている心臓。






「何してんの?
早く来ないと置いてくよ」


神崎くんは立ち止まって
アタシを見ている。



「あ!!うん、待って!!!」


急いで神崎くんを追いかけた。