放課後。

いつものように昇降口に行き、靴を履き替える。

「よぉ。帰ろうぜ」

「っ先輩何で!!」

「黙れ。ほら来いよ」

真琴ちゃんは笑って手を振った。

「俺さ、もう3年だろ?生徒会長も終わりだし、ヒマだから」

「先輩勉強しないんですか?」

そしたら先輩はフッと笑い、

「俺が馬鹿に見えんのか」

と不敵な笑みを浮かべた。

「…見えません。でも私、迷惑じゃないですか?」

先輩はきょとんとした顔をして、

「迷惑なら待つなんてだりぃコトしねぇし」

と言った。

先輩は私のコトどう思ってるのかさっぱりわからない。