「飯塚さん。ちょっといいかな」

こないだの奏くんだ。

「…返事。聞かせてもらえないかな」

「待たせてホントゴメンね。あのっ奏くんホントかっこいいなぁって思う。でも…付き合えないの。ゴメンなさい」

「だと思ってた。サンキュー飯塚さん。んじゃな」

「あっ奏くん!」

「…何?」

奏くん、ホント…

「ありがとう。私なんかスキになってくれて。ホントありがとう」

「おう!!こっちこそいい夢見れたし。飯塚さんなんかじゃねぇよ?飯塚さんだからだよ」

奏くん…

申し訳ない気持ちでいっぱいだよ。

ありがとう。奏くん。