さよならmyメガネ。

ぼやけた視界の中私が最後に見たのは私の嫌いなアイツのドアップだった。

「やめてください」

思わず顔を背ける。

「ちょい顔貸してみ」

顎をグイっと上げられる。

「お前今日から俺んち来い」

「冗談やめてください。絶対行きませんから」

ふーんと言った直後…

チュ…

頬にキス。

真っ赤な私にアイツはにやりと笑う最低男。

「お前、俺の本性バラすなよ」

バラしたら…今度は容赦しねぇよ?