あっという間に時は過ぎお正月から一週間後。

母は再入院となる。


それからまた私は毎日病院へ通った。


毎日お弁当を運ぶ日々。



そんなある日。

いつものように30分で病室を出て、眠っている浩人を抱いてバスを待っていた。


そこで、病室に鍵を忘れてきたことに気づきまた母の元へ戻った。



その時の事。



病棟のロビーに母の姿が見えて近寄ろうとすると、母は他の患者さんと話をしている。



近づくと会話の内容が聞こえてきた。