地元の駅に着くと叔母が車で迎えに来てくれていた。

その車に乗り込み、母の家近辺の母が入院している病院に向かった。



叔母はこれから仕事があるから何かあれば電話をしてくれと私を送った後母の家の鍵を預け帰っていく。


聞いた通りの病室に向かう。


母に会うだけの事にもの凄く緊張した。

浩人の手を引いて病棟に着き、ナースセンターで母の病室の場所を聞いて廊下を歩く。




4人部屋の入口の名札に母の名前が書いてあった。


母はここにいるんだ。



母がいる場所のカーテンに手をかけ覗き込むように開けた。