たんすの奥から見つけたロープを首に巻き、首を吊った。


何を書けばいいのかわからず遺書は用意しなかった。


意識が遠退いていく中で繰り返し想いを児玉させた。


助けてほしかった。


寂しかった。



愛されたかった―――――――






祖母と、弟達に心の中で謝った。



幸せを置いていくから
どうかこの道を選んだ自分を許してくださいと。





お母さん



産まれてきて



ごめんなさい――――――




涙を流しながら
苦しみの果てへと向かう為


瞼をおろした。