目が覚めた時、部屋は真っ暗で何も羽織らず眠っていた私の体には毛布がかけられていた。
携帯をポケットから取り出して時間を見るともう夜の1時で、自分が随分長い間眠ってしまった事に慌てた。
真っ暗な部屋の中で香る煙草の匂い。
それを辿るように足を進めると、佐藤さんがキッチンの前にしゃがみこんで煙草を吸っていた。
「うわっ!びっくりした!」
暗闇の中にいる私に気づいた佐藤さんは驚いたあまり煙草を落し、慌てて拾う。
「なんで電気つけてないの?」
「ああ。寝てたから」
「つけてよかったのに」
「いや。ヨダレ垂らして爆睡してたからさ、起こしちゃ悪いなって」
「え!?」
慌てて口元に手をやる私を見て佐藤さんは嘘だよと笑った。
携帯をポケットから取り出して時間を見るともう夜の1時で、自分が随分長い間眠ってしまった事に慌てた。
真っ暗な部屋の中で香る煙草の匂い。
それを辿るように足を進めると、佐藤さんがキッチンの前にしゃがみこんで煙草を吸っていた。
「うわっ!びっくりした!」
暗闇の中にいる私に気づいた佐藤さんは驚いたあまり煙草を落し、慌てて拾う。
「なんで電気つけてないの?」
「ああ。寝てたから」
「つけてよかったのに」
「いや。ヨダレ垂らして爆睡してたからさ、起こしちゃ悪いなって」
「え!?」
慌てて口元に手をやる私を見て佐藤さんは嘘だよと笑った。