「疲れたね」


一通り片付けが終わり、電気を取り付けた佐藤さんが床に足をつける。


「本当。疲れた」


まだ何もない床に二人して座った。


「まだ荷物届くまで時間あるね。どうしようか?あ、なんか雑貨屋とか行く?俺そういう店知らないから教えてよ」


こうして時間までの間雑貨屋をまわったり、ランチをしたりと時間を潰した。


夕方には朝買った家具が届いて部屋は一気に狭くなった。


佐藤さんが本棚を組み立てるから休んでていいと言われ、ソファーで横になっていた私はいつの間にかそのまま眠ってしまっていた。