カーテンの隙間から薄い光が差し込む頃、私は眠気に襲われ淳と話している最中に何度もあくびをしていた。
「大丈夫?少し寝る?」
そんな私を見て淳はそう言ってくれたけど、家にはベッドもソファーもないから床で寝る他ない。
「うん、少しだけ寝てもいい?」
だけど、眠気が限界まできていた私はそのまま座って眠る事にした。
淳は段ボールの中から薄い毛布を1枚取り出して膝にかけてくれてまた隣に座る。
私はかけてもらった毛布を淳の膝に半分かけて、窓に背をつけたまま小首を曲げる。
すると隣にいた淳が私の頭を抱え、自分の肩にもたれさせるよう持っていった。