「びっくりしたー」


「私も」


「電話なかったから、大丈夫かなって。心配してた」


「あ、ごめん」



連絡すると約束していたのに、いつの間にかそんな大切な事を忘れてしまっていた。


「バイト、ここに決まったんだね」


「うん。ねえ、どうして一人暮らし始めたの?」


「いや、ちょっと家を出てみたくなってさ」



「へぇ…」


「俺明日からここでバイトだからよろしくね」


「うん。ホール?」


「いや、俺はキッチン」


「そう」



「それじゃぁ行くわ」



「うん、またね」



こうして再会を果たした私達は時間と共に仲を深めていくのだった。