「うん。今日これ後輩から貰ったんだけど俺ゲーム全然出来なくてさ」


けんちゃんは紙袋からゲーム機を取り出してソフトをテーブルに並べる。


「私ゲームならよくしてました。弟と」


弟と仲が良かった私はよく一緒にゲームで対戦して遊んでいた。



「弟いるんだ。通りでしっかり屋さんだ。一緒にしようよ?」


「え?今からですか?」


もうかなり遅い時間だった。



「眠たい?」


「いや私は大丈夫ですけど…」


「あー俺?明日休みで何も予定ないんだ」


けんちゃんのその一言で一緒にゲームをする事になった。