走って走って、1時間程かかって着いた場所は
いつもの待ち合わせ場所のバス停。
ここまでやって来たもののどうすればいいかわからず
しばらくの間、そこに座って泣いた。
雪が軽く積もった寒空の下で
冷たくなって痺れた手足を摩った。
少し落ち着いた後、コウの家のすぐ目の前にある公衆電話からコウに電話をかけた。
コウが出たのは3回かけてからだった。
「コウ教えて。なんで別れたいの?」
コウは決まったように黙り込んで自分の啜り泣く声だけが響いて聞こえた。
それが続いて電話が切れる合図のブザーが鳴った時。
「…おまえ今どこにいんの!?」
「コウの…」
答えようとしたけど、電話は切れてしまった。
結局理由も聞けなかった。
私、一体何してるんだろう―――――
コウの家に背を向けて歩きだした時だった。
いつもの待ち合わせ場所のバス停。
ここまでやって来たもののどうすればいいかわからず
しばらくの間、そこに座って泣いた。
雪が軽く積もった寒空の下で
冷たくなって痺れた手足を摩った。
少し落ち着いた後、コウの家のすぐ目の前にある公衆電話からコウに電話をかけた。
コウが出たのは3回かけてからだった。
「コウ教えて。なんで別れたいの?」
コウは決まったように黙り込んで自分の啜り泣く声だけが響いて聞こえた。
それが続いて電話が切れる合図のブザーが鳴った時。
「…おまえ今どこにいんの!?」
「コウの…」
答えようとしたけど、電話は切れてしまった。
結局理由も聞けなかった。
私、一体何してるんだろう―――――
コウの家に背を向けて歩きだした時だった。