「ずっと好きだった。小学生の時だって…好きだから虐めてた。好きだから…ほかの男にとられたくなかった…だから……本当…ごめん。独占欲の塊だな…俺。」



「馬鹿…」



「え?」



「馬鹿!馬鹿っ!!なら口でいってよー虐めなんてしないでよ。毎日辛かった…学校嫌だった…かい君だけが救いだったのっ!」



「ごめん…」



今まで言いたかったこと…〇〇君に会ったらー強くなったってーもぅ負けないって…



「……かい君との思い出も潰されたかと思った。高校で今まで楽しかったのも全部嘘かと思って怖かった…」



「………」



「私、こんなに弱いの…強くなんかなれない……」



「…弥生?」



「だから…海司君が私を守って…」



「え?」



「あんなに嫌いだったけど…今は大好き。」



「弥生…本当?」



「嘘はつかないよ!」



「っ…すっげうれしい。やっば……」



「海司君…」



「弥生……」



はじめての彼氏。
はじめてのキス。



こんなのは全部…かい君とするんだって思ってた。
かい君しか平気な男の子がいなかったから…