「触らないでっ!!!」



「や、よい?」



「私を騙して楽しかった?昔の延長?」



「ちがっ」



「何が違うの?かい君のふりして笑ってたの?ー私がそんなに嫌い?」



大っ嫌い。大嫌い…
だけど、今まで一緒にいた日々を…嘘だと思いたくない………嘘だとその口で言ってほしくない…だから…私はー。



「大嫌い。嘘つき最低。」



「………弥生」



「…あなたのせいで私は男性恐怖症になったの。可笑しかった?お腹の中で笑ってたの?一緒に治したらそれで許されると思った?」



「…………」



「治してくれたのを感謝してた。今まで本当に…だけど、今は感謝なんて一切ない…ただ………」



好きなの。
好きなんだよ。



ただーあなたから真実を聞かされるのが怖いだけ。



「大嫌い。もぉ話しかけないで…さようなら。」



私はそう言うと裏に停めていた車までダッシュで走っていった。