「私が○○君にこけさせられた時……足から血が出て…私ずっと泣いてたんだ。そしたらかい君が急に来て……私のことおんぶして帰ってくれたんだ!」
「…………」
かい君は難しい顔をして聞いてる…もしかして…覚えてない?
「…俺、弥生の犬に噛まれた?その後……」
「うん!そうだよ!それでお母さんに手当てしてもらって…二人でケーキ食べて……すっごい楽しかったんだ。」
「…………」
「かい君が転校したとき…すっごく悲しくて…毎日泣いてた……。なんでかい君が転校したんだろ?○○君だったらって………最低だけど…毎日思ってた。」
「…………」
「でもさ、考えてみたら○○君がいたから私たち会えたんだよね。」
「え?」
「○○君がいなかったらかい君…私を助けてくれなかったでしょ?」
「…………だな。」
「かい君だけが○○君より強かったからね!」
「…あぁ」
そうだよね………
○○君がいなかったら…かい君は私を助けてくれなかった。
じゃぁ、どうしてかい君は………私を助けたんだろ?
もしかして…私を……好き?なんて……ないない!!
あつかましいよね…ばか。
でも、そうだったら嬉しいな……