「いまどきいいじゃん!このクラスには海司目当てのバカ女ばっかだしね!」



一人の女の子が叫んだ。



「……っな!…バカ女とか言わないでよね!」



「そうだな!このクラスはバカ女とバカ男の集まりだしな!いんじゃね?このクラスに新しいキャラで。清純派!」



男の子がまた叫んだ。



「…………」



「な、言ったろ?大丈夫だって…」



「うん…ありがとう、かい君!」



「…あぁ。早く治るといいな。男嫌い。」



「…うん……私ね、学校に来る前は絶対に治らないって……思ってたの。……だけど、このクラスで…かい君に会って……今、治したいって…思った!私…頑張るね!」



「あぁ…」



なんか…すぐ治りそうな気がしてきた!



「ところで五木さんってさ!」



後ろには…クラスの男の子。



「……っ!!きゃぁぁあっ!!」



私の手は彼の頬にクリーンヒット。



「あ゛っ…」



「ゆっくりね…。」



かい君の呆れた笑顔。
それに対して私も苦笑いしか返すことができなかった。


まだまだかい君以外の男の子には近寄れないけど…がんばろう。と本当に思ったんだ。