朝から雨が降り一向に止まないような憂鬱な日。
俺は大学の大教室で、授業が終わり大学からの友人奥野健太郎と一緒に片付けをしていた。
健太郎は今どきの若者といった感じで、くっきり二重の中性的な顔と雰囲気を持つ男だ。
俺は普通のどこにでもいるような男。
黒髪に黒縁メガネが特徴
この後は研究室にでも行こうかと思っていた矢先
「祐輔、今日バイトある?」
「ない…けど」
嫌な予感が全身を駆ける。
「今日は帝女大と合コンです。」帝女大とはここら辺では有名なお嬢様学校で、才色兼備が揃うと有名な大学なので、男どもは狙っているのです。
健太郎は満面の笑みで言う。
だから?俺には関係ない!
と無視していた。
「そんな、無視しなくても」
と落ちこむふりをする。
「俺、女って苦手。」
「女は祐輔のこと嫌いじゃないと思うよ。なんなら好きな方だとお…もう…。」
健太郎を睨む。
別に嫌いじゃない俺だって男だしそういうのに興味ないわけじゃないし。
ただ何考えてるか分からないから苦手意識が…。
っと考えてる間に俺は合コンに行くことに。
でもそろそろ彼女欲しいと思ってたし!!
集合の店は全国にある居酒屋
ワイワイと若者中心の声。
今回は4対4で、可愛い子がやっばり多い。