泣いた。
ガキみてぇに大声で泣いた。
神様……。
俺、まだ死にたくないです。
大切な仲間たちと、
一緒に歩いていきたいです。
「……こんなに泣いたの久しぶりかも」
「俺も……」
しばらく泣きはらしたあと、俺たちは顔を見合わせ小さく笑った。
あーあ、本当は泣きたくなかったんだけどな。
………ま、由輝の前なら良いか?
「………あのな、來や他の奴らにはまだ言ってねぇんだ」
「………うん」
真っ赤な由輝の目が痛々しい。
なんか、悪いことしたな…。
「俺の中でも……整理しきれてねぇつか、現実を受け止めきれてねぇんだ。だから…他の奴らには黙っててほしい。」
自分の口から言いたいから
そう言うと由輝は「そうだな」と言ってくれた。
「じゃあさ…何で俺には話したんだよ?」
「んー…なんでだろ?由輝はしんゆーだから、受け止めてくれると思ったから、カナ?」
そんなの、由輝に甘えてるだけだってわかってる。
由輝の重荷になるってわかってるけど……。
誰かを頼らずには、いられなかったんだ。
………俺、ダッセ。