「え?なに?まさかの告白ー?」

ふざけてみるものの、由輝の顔は真剣で。

俺は何も言えなくなる。


「…………っっ」

体が、心が、震える。

言葉も震える。

先ほどとは違う、情けない声が出た。


「俺……死にたくねぇ」

「うん…」

「……生きてぇ、よ」

「うん……」

「お前ら、と、バカやって…」

「うん……」

「みんな、そろって、笑って…卒業して………」

「うん………」

「まだまだ、やりたい事、が、たくさん…あんだよ………。」

「うん…………」

「な、のに……なんで………っ」

溢れる本当の気持ち。

死にたくない。

まだまだ、みんなと生きていきたい。

ボロボロと涙が頬を伝って、地面に落ちた。

由輝を見てみれば、俺と同じ様にたくさんの涙が頬を伝っていた。


「俺…っ……俺………ッッ……」

上手く喋れないでいると、ガシッと由輝に抱きしめられた。


「ゆ、き……?」

「………死ぬな、夏琅!!死ぬんじゃねぇよ!!!」

由輝の体は震えていた。


「…ッ…く……うぁああ―――っ!!!!」