由輝は…俺の命を救ってくれた。
由輝の命に救われたんだ…。
その俺が…生きる事を拒んじゃいけないよな。
「…っ………う……あ…ッッ…」
どんなに辛くても悲しくても…
俺は生きなきゃいけないんだ
「…………ッッ……うぁぁぁあああああーーっっ!!!!」
俺は大声で泣いた。
ごめん、ごめんな………由輝。
俺、がんばるから。
もう絶対に死ねば良かったなんて言わないから…。
みんなと生きていくから、
みんなで幸せになるから、
お前は安心して見ててくれ。
由輝…………ありがとう。
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後日…由輝の葬式が行われた。
葬式にはクラスメート、バスケ部員、俺は知らないけど中学の時の友達や近所の人など、たくさんの人が来ていた。
手術後でまだ1人で歩くのが少し辛いの俺はいろんな人たちに支えられながら顔を出していた。
「愛輝……」
「あ。夏琅、」
式が始まる前……一人座って空を見つめている愛輝の隣に腰をおろした。
「体、大丈夫?」
「なんとか」
愛輝の質問に苦笑いする。