ゲームの、爆発音が聞こえる―― 「姉ちゃんおはよう」 私はあの時と同じ様に、ソファーの上で目が覚めた。 何だ… 夢だったのか? 何だか、本当に嫌な夢を見たな。 私は立上がると、夕食の準備をする為に台所に向かった。 その時サトシが呟いた言葉は、私には聞こえていなかった… 「本当に驚いたよ。 帰宅すると、姉ちゃんがいきなり玄関で寝てるんだからな。 まあ、僕がソファーまで運んだから良いけどさ…」 .