「ねえ…
私は仕方ないけど…
もう、関係無い人達を巻き込むのは止めようよ…」
黒田さんは、首を絞められながら話し続けた。
「うるさい!!
私はケータイ小説が本当に好きだったのよ!!
そのケータイ小説まで奪われ私は…
私は………
私と同じハンネで、楽しそうに小説を書いてる人も許させないのよ!!
みんな死んでしまえばいい!!」
「ゲホゲホ…
ね、ねえ…
もう止めようよ…
お願い…ゲホゲホ…」
「絶対に、絶対許さない!!
誰にも私を救えはしないだ!!」
彼女の目からは、真っ赤な涙が流れ始めていた…
教室の奥で、先生が喉を押さえながら立ち上がった――
.