先生は入口にいる私達を見て、動揺して視線を逸らした。
「お、お前達、何しに来たんだ!!」
「先生、昨日の話の続きです…」
智子が先生に向かって歩きながら言った。
先生は椅子から立ち上がると、怒声を放ちながら私達の方に歩いてきた。
「知らんと言ったら、何も知らん!!
出て行け!!
どけ!!
お前達が出て行かないなら、私が出て行く!!」
そして、私達を払いのけると、そのまま部屋から出て行った。
「また…逃げるんですか?」
順子の言葉に、先生が立ち止まった。
「あの時と同じ様に逃げるんですか?」
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