翌朝――


目が覚めると、シーツが首からの出血で真っ赤になっていた。

もう限界だ…


母に心配させない様にシーツを掛け布団で隠し、首に包帯を巻くと気付かれない様に家を出た。



多分、今日が最後のチャンスだ…


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